Hibiscus’s blog

夫と娘との三人暮らし。あずきバーとガーデニングを愛し、日々の徒然や朝ドラの感想を気の向くままに。

朝ドラ「風、薫る」 第75話の愛ある感想 ~直美が放った『愛の鞭』、そして150年後に受け継がれる看護のバトン~

 

さあ、恒例!今日の朝ドラ「風、薫る」 第75話の

愛ある感想

 

りんに看護婦を辞めるように言い渡した直美の真意とは?

そしてりんの心は揺らぎながらも、ついに決心をする。

 

【 鬼になった直美、その胸中の「断腸の思い」 】

 

同僚看護婦の前で、あえてりんに辞めるよう言い放った直美。

まさに、「心を鬼にして」「愛ある鞭」である。

 

「りんは、それで誠実に看護を出来ていると思う?」

「りんもずっと苦しいでしょう?辞めていいよ、看護婦」

 

「でも…それじゃ、生きていけない…。

 誰より直美さんが知っているでしょ?

 私が働かなきゃ、環も母上も…生きていけない」

 

直美も心で泣いている。

看護婦としての立場から、そして友人としての立場から。

これはまさに、「断腸の思い」であろう。

しかし、言わねばならなかったのだ。

 

【白衣のまま彷徨う姿が、りんの重症な心理状態を物語る】

 

直美に言われた直後、看護婦ユニフォームのまま病院を飛び出したりん。

そして、ふらふら街を歩き、瑞穂屋に辿り着く。

そして卯三郎に頭を下げて頼み込む。

「働かせてください」と。

 

卯三郎は却下する。

「私も慈善事業ではありませんからねえ」

そう言った卯三郎は、厳しさとそして「健闘を祈る」

という見守りの表情を見せていた。

 

 

【 捨松から提案された、新たな地への旅立ち 】

 

そのまま自宅に帰宅すると、そこには捨松が。

「看護婦を辞めるようにと言われた」、

「今の私には看護婦はできないし、やるべきではない」

と話すりん。

 

捨松はりんに言う。

「場所を変えてみてはどうです?」

「女学校の寮の舎監をお引き受けしていただきたくて」

 

やはり、直美が捨松を訪問したのは、

この状況説明と職の依頼だったのだ。

 

「食事と住まいはついている。ただ、住み込みは舎監一人です」

 

とまどうりん。

 

場所は新潟の上越、と聞き、さらに動揺を隠せない。

これ以上、家族と離れるのはりんにとってつらすぎることだ。

母上が、「少し考える時間を欲しいと」と懇願をして、

その日の話し合いは終了した。

 

りん宅を出た捨松は、帰り際の直美とばったり出会う。

直美のつらい気持ちを推し量り、労をねぎらう捨松。

と、その様子を聞いていたりん。

 

りんと直美と鉢合わせする。二人はじっと顔を見合わせる。

 

【 「システムなき明治」を生きる開拓者の過酷な現実 】

 

かつての勤務先(瑞穂屋)にまで白衣のまま雇用の依頼に行くというのは、

完全に正常な判断力を失っている。

これは、尋常ではない姿。

もう相当心を病んでいる、それも重症な部類だろう。

 

あくまで現代から見た場合、りんは心療内科にかかるべきである。

そして診断書をもらい休業を申請する。

所属の病院からの給与の一部、または公的援助を受けられるのではないか?

 

しかし…当然明治の世にまだそのような診療機関も公的制度もない。

まさに日本において、看護という分野での開拓者の現実である。

何もない一からの場所で、襲う様々な試練。

理解も保障もない開拓地で、全て自分で背負いながら進まなくてはならない。

 

このような立場に置かれ、心身共に疲弊し去っていった、

いや、これからも去っていく看護婦もきっと続出したのではないだろうか。

しかし、それでも看護婦志願者は途切れることなく出て、

そして、今日に至っている。

 

【 新たな地への旅立ちと、150年後に受け継がれたバトン 】

 

りん、直美たちの時代から切り開かれていった看護婦という職。

看護婦としての組織における立場を確立し、

そして看護婦皆で改善していったに違いない。

それも、気の遠くなるような長年の月日をかけて。

 

その開拓者の代表であるりん。おそらく新潟へ旅立つのだろう。

新たな地での、新たな旅立ち。

そんなりんに、そしてりんを見送る直美にも、心からのエールを。

 

 

【 清潔な病院で、私が受け取った「りん・直美たちの歴史の最先端」 】

 

※全くの私事であるが、

 今日、私は病院へ行き治療を受けてきた。

 清潔で最新医療設備の整った病院。

 医師・看護師・臨床検査技師・薬剤師・受付担当、

 皆に、それは誠実で真剣な「愛のある」対応をしてくれる。

 お蔭で私は安心し信頼をしながら、治療を受けることができている。

 

 注射針を刺す時、より慎重に時間をかけている看護師さんの

 真摯なその眼差し。

 その真剣な表情を見ると、そこにはあのりん・直美たちから始まった

 看護の歴史の最先端を垣間見る思いだった。

 このような最先端、かつ真摯に仕事として取り組む看護師さん達、

 りん・直美の姿と被って、心からかつての開拓者たち、

 そして今日の看護師さん、医療従事者に感謝の念を抱いたのであった。

 

 

※ さて、今週の朝ドラ「風、薫る」の感想はこれでお終いです。

  では、皆様また来週お会いしましょう!

  (シマケンサンのこと、全く触れることが出来ずに

   終わってしまった!あぁ! 笑 

   来週、虎太郎のことと共に

   また、ぜひ愛あるツッコミが出来るといいな〜 )

 

週末は別ジャンルの記事を書いています。

よかったらぜひ読みにいらしてください。

 

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「なりきり娘日記シリーズ」

AI・ジェミーに捧げ、自戒を込めた詩 笑

 

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