昨日、かつて母が育った街を訪れた。
土手のある高台に上り、そこから川を見下ろした。
爽やかな風と川沿いの木々、青々とした草地。
それらを見下ろしているうち、なぜか、麦畑が思い浮かんだ。
つい最近、麦畑のニュースを見たからかもしれない。
「黄金色の麦畑で笑顔はじける!
丸亀市の離島・讃岐広島で子どもたちが自ら育てた小麦を収穫」
丸亀市の麦畑で、子ども達が麦の収穫をするニュース記事だった。
そして麦畑と言えば、真っ先に思い出すもの。
「母のない子と子のない母と」 壺井栄著
第二次世界大戦後間もない頃の、小豆島が舞台のお話である。
私は、この話で「麦畑」なる存在を知った。
主人公の少年が、友人と共に
祖父母の麦畑で「あいよせ」という作業をしに行く。
麦畑に向かう道、眼下広がる青い海と、
急斜面に広がる麦の穂。
この青い海を見下ろしながらの休憩タイム。
友人と他愛ない話をする場面。
この光景を想像しながら、何度この話を読んだものだろう。
ちなみに、収穫時の黄金に輝く麦の収穫のエピソードも別途ある。
小豆島と言えば、この麦畑の印象が強く、
いつか見てみたいと願っていた。
このお話があまりにも強く心に残ったので、
追体験をしてみたいと思ったのだろう。
社会人になってから、一回この小豆島を訪れたことがある。
その時は、残念ながら麦畑のことは失念していた(勿体ない!)
「二十四の瞳」の舞台の方をメインに考えていたからもしれない。
実際、小豆島は非常に美しい島だった。
オリーブ畑もあり、孔雀園なるものがあった(既に閉園)
眼下に広がる、青々とした、または黄金の麦畑、
どちらもきっと素晴らしい光景だろうな、と時折思っていた。
史郎と一郎のいた麦畑、この目で見てみたいな、
……なんて真面目に考えながら、
麦畑…と言えば…と、また別の麦畑を思い出していた。
と、突然ここで、別ジャンルと別人格が出てくるので要注意。笑
「OZ」樹なつみ著
きゃー、「OZ]よ!「OZ]!
(突然おちゃらけ調に戻るわよ!)
SF未来物ものよ!これ、大傑作よ、必見よ!
でも、なぜここに麦畑が?
SFと麦畑に何の関連が?と思うでしょ。
けれど、本当に麦畑が出てくるのよ、麦畑が。
※少しネタバレになるから、見たくない方は要注意。
この作品途中で、黄金の麦畑のエピソードが語られる。
そして、ラストにその黄金の麦畑が出てくるの。
豊かで平和だった時代の象徴、希望として出てくる麦畑。
ムトーが、1019が、フィリシアが、
麦畑の中でほほ笑んでいるの! ワ~思い出すだけでジーンと来る!
…あぁ、児童文学と漫画での語り口調がまるで違ってくる自分。
この「母のない子と子のない母と」「OZ」両方に、
たまたま偶然に出てくる麦畑。
どちらも好きな作品。
そして麦畑が出てくる。
青々とした麦畑、そして麦秋の黄金の麦畑。
いつか、小豆島に行って今度こそ見てみたいなー、
という、取り留めのない願望のお話でした。笑
「OZ」風イメージ 作画AI

(OZ、お薦めよ~、何だか漫画の宣伝みたい)
さぁ~そろそろお茶の時間。
恒例のあずきバーでも食するワ。

