バレエママになって、今年で早10年。
中学生の娘の現在は、学校生活・部活が最優先事項であり、
バレエの優先度は、その下に位置している。
しかし長年続けてきたバレエライフは、娘の体の一部と化しており、
日々の生活の中で、バレエを楽しむ習慣はすっかり根付いている。
それならば、映画「パリに咲くエトワール」、
観に行くべきよね〜、娘!
バレエっ子にとって必須の映画よ!
と、言いたいところだが、言うのは止めておいた。
どうせ行かないのは、目に見えてわかっている。笑
この連休の娘の過ごし方、
それはまぁ今時の?中学生らしいことよ。
まず部活に始まり、友達と遊びに出かける、
又ある日は、家でゴロゴロしながらスマホ三昧。
あと、なんか学校で誰かに渡す、
誕生日プレゼントの製作をしている。
中々クリエイティブなアートのよう、
相当気合を入れて作っている。
そして、また友達と遊びに出かける、
又ある時は、突然宿題を思い出して慌てて始める。笑
また再び、友達と遊びに出かける。
ラストデー、死に物狂いで宿題と格闘中。笑
あ、そう言えば、母の日のためのなんか、
スイーツの試作にも励んでいた事もあったっけ。
連休中のある日、帰宅すると、
キッチンが凄いことになっていた。
遊びに出かける前に、
母の日に捧げるスイーツ試作とは、なんて健気。笑
娘からラインで、「冷蔵庫開けないで」
という切実なお願いが来ていた。笑 んな無茶な!
娘曰く、母の日当日は、
パパ味見役、という名の人体実験を使うんですって!
つまり、お毒見係…、
何だか何が起きるかが想像出来る。笑
あぁ随分脱線してしまった。
まぁ要するに、ご多忙で超充実している娘、
幾らバレエっ子とはいえ、映画鑑賞に費す時間はないらしい。
仕方ない、ならば…、
バレエママ&バレエパパの出番だ。笑
娘の代わりに観てきてあげようではないか。
いや〜、仕方ないなあ、なんていうのは口実で、
実は、私が観たくてたまらなかったのだ。笑
大正初期、ベル・エポックのパリに渡った二人の少女。
バレエに画家に、それぞれの夢を持ちながら…。
「パリに咲くエトワール」

も〜なんて魅惑的なストーリー。
バレエママとしての立場もあるが、そんなことよりも、
もう単純に、バレリーナを志す女の子という題材が堪らない、
しかも、大正時代の初期によ!パリ・オペラ座よ!
「こういう映画こそ、娘が観るべきでは…」
と、ぶつぶつ言う夫を、
「ほら、バレエパパも必見の映画よ!」と、
引っ張り出して観に行った。笑
よかったわ〜!
なんて爽やかな、そして夢のある映画。
困難な事に遭遇しても、夢を実現させるために努力し邁進する姿。
幾ら年を重ねても、青春とは程遠い年齢になってはいても、
ひたすら一途に努力する、という
この瑞々しい感性は忘れずに持ち合わせていたいものだ、と。
映画鑑賞後、生パスタを食べながら、
夫は、「娘にこそ…」とか、まだ言っていたが、笑
それでも、やはり映画は面白かったよう。

名前は忘れたが、生パスタが美味しくて、かつリーズナブルな店だった。
「所々に、ジブリ映画の香りがしたね」
「フジコのキャラは、魔女の宅急便のキキが入っていたなぁ」
「千鶴のビジュアルは、千と千尋の神隠しに出てくる『ハク』そのものだったね」
等など。
あと夫は、
「モンマルトルや、ルーブル美術館、セーヌ川など、
かつて行った場所が、あちこち出て来ていたなあ」
と、懐かしがっていた。
そうそう、
エッフェル塔の中で、貴族のコスチューム着て、
写真撮影したね〜、とか、
美食の街なのに、冷めたピザが出てきたことがあったね〜、
とか、思い出すのは、結構トホホなエピソードだったりするものだ。
でも、それもいい思い出。
話を戻して、
この映画のフジコや千鶴は、当時の日本人としては、
破格の経験を積めた幸運な人間だ。
しかし、成功の道半ば、時代の波に翻弄され、
帰国を余儀なくされることになる。
フィクションとはいえ、
この帰国後の二人の人生がどうなったのだろうと、考え込む。
封建制度が色濃く残る日本、迫りくる戦争の影。
女性の身で、画家、そしてバレリーナ!
これらの道を貫き通そうとすれば、
間違いなく険しい人生が待っているだろう。
しかし、それでも、
たくましく生き抜いて欲しいと、強く願う。
明日へ、より良い明日を目指して…。
※ ルフランとフジコの淡い恋の行方が切ない…。
フジコは、「戦争が終わったらまた戻ってくるわ」
と言っていたが、それはもう叶わぬ夢だろうから…。
そんな余韻に浸りながら、新宿御苑に行った。
少し曇がかっていたが、そのお蔭で程よい気温になった。
外国人観光客の多さに驚く。
着物や羽織に足袋、草履の外国人に驚き、時代の移り変わりを実感する。

旧洋館御休憩所


バラが最盛期!あれもこれも目移りしてしまう。






プリンセスアイコ すごい人波、大人気だった。

さて帰宅すると、我が家のバラが出迎えてくれた。


今年初のピエール・ドゥ・ロンサール。 アンネのバラ。
この気品! この透き通るような美しさ!