初夏のような日差しの中、実家に行ってきた。
ピンクでまとめられた可愛いお花を仏壇に供えた。
そして、少しずつ実家から家に持ち帰るものをまとめた。
もう誰もいない実家。
玄関を開けて入っていっても、出迎えてくれる両親はもういない。
当初の頃より慣れてきたとはいえ、
やはり、がらんとした人の気配のない家は堪える。
かつて家族で集っていたリビング。
その頃の風景を思い出すと、胸がズキンと突き刺さる。
極力明るく大声で仏壇に向かって話しかけながら、
作業をするようにしている。
さて、今日の大事な作業、
それは、挿し木するための枝を切って、我が家に持ち帰ることだ。
挿し木・・・植物の枝を切り、土に挿して発根させ、
新しい株として育てること。
実家の木の一部を引き継ぐということ、
即ちそれは、在りし日の実家の空気を、
受け取れるのだ、と思う。
父や母と共にいた木々を、
今後、我が家でも見ることができるのである。
地植えにすると巨木になるかもしれないので、
プランターで育てることにした。
それでも十分だ。うまくいきますように。
びわは、母が植えたもの。
自然療法が好きだった母は、びわの種をまいて育てた。
体調の良くない部位に、その葉で巻いていたりしたものだ。
ハナカイドウ。
当時、私の小学校では卒業記念に、
いくつかの苗木の中から一つを選ぶことができた。
私はその一つ、このハナカイドウを選んだ。
とても元気な木で、今年も桜の時期に、
可愛らしい薄ピンクの花が咲いていた。
梅。
誰が植えたのか、今となっては不明だが、
毎年可憐な花が咲き、実も付けていた。
ちょうどリビングの窓から見える位置にある。
テレビを見ている父の背中向こうに、いつもこの梅の木が見えていた。
父は梅の木を見ていただろうか?(花よりテレビの父であった)笑
でも、父の後ろ姿と、その先の窓から見える梅の光景は
涙が出るほど懐かしい。
これら3本の木々。
それらの枝を何本か持ち帰り、早速バケツの水に浸した。
明日、プランターに植える作業が楽しみだ。
上手く根付きますように。
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ところで、今期・NHK朝ドラ「風、薫る」を見始めた。
なんだか、いろいろ突っ込みどころはあるが、
時代設定とストーリーは結構好みなので、楽しみに見ている。
身寄りもいない東京へ、身一つで出てきた若き母と幼い娘。
まあよく無事で一晩過ごせたもんだ。
運良く教会に泊めてもらえて、翌日は職探し。
そして、これまた運良く出会った信じられないほどの
度量の持ち主「卯三郎」に出会えて、
働き口と住まいを一挙に紹介してくれる。
・・・んなバカな!
これはファンタジーかい!
そんな運のいいことがあるんかい!
なんで、こんな絵に描いたような紳士が湧いて出てくる?
こんな身元もわからない母娘に、
ここまでよくしてくれる人がいるんかい?
こんな世間知らずの母娘、
すぐにどこかに売っぱられてしまうのが関の山。
と、あまりに説得力のない展開に、ただただ口をあんぐり。
しかし、そうは言っても、やはりこの時代設定と
頑張る女性が好きなので、もう少し様子見しよう。
それに、今日は、「瑞穂屋」が出て来た時、
ジブリ映画の「耳をすませば」の「地球屋」に激似じゃない!
と思わず目をシバシバさせてしまった。
絶対「地球屋」をパクり、いやオマージュしているわね。笑
でも、地球屋のあの不思議な世界観大好きだから、許す。 笑

