私が具合が悪くなってから、本当に娘はよくやってくれている。
(あ、夫は言うまでもない、もっとだね、ありがとう!)
期末試験は終わったが、今日は登校日。
またお昼ごろに帰って来た娘。
お昼のピザを焼く作業もすっかり手慣れたものだ。
失敗を繰り返して、今は手際よく出来るようになった。
参考記事
さて、娘が食べ終わった。
咳が出る私は、娘とは時間差で食べる事にしている。
ママが食べる時は別室に行くね、ということにした娘。
私はそろそろ起き上がろうか、とした時、
娘の声がしてきた。
「ママはお昼、何食べるの?」
「温かいお蕎麦かな」
「わかったー、作るね!」
えー、作ってくれるの?
めちゃくちゃ嬉しいんですけどー!
キッチンから声がする。
「えーと、どうやって作るの?」
あっ、そうだよね、作ったことないもんね。
しかし、その心意気が嬉しいね。
「まず、お鍋に水を入れて沸騰させる、
あと、だしの素を入れてね」
「沸騰したら、お蕎麦を入れる。
茹で蕎麦が冷蔵庫に入っているから、
出して、そのままお湯に入れて」
「落とし卵も入れて。
まず卵は、お茶碗にでも割って入れてね。
殻が入ったら、そこで取り除けるからね」
「お蕎麦の上に卵を落とすようにね。
でないと、卵がつぶれちゃうから 」
「えっ、もうお蕎麦入れる前に卵を入れちゃったよ!」
あ、そ、そう。まあいいか...。
「そしたら、あとお豆腐入れてね」
「えー無理!難易度高すぎ~!」
どうやら柔らかい豆腐を、
包丁で切ることにハードルの高さを感じているようだ。
「そう思って、いい案を考えたわ。
切らずに、そのままボチャンと入れちゃおう。
半丁の大きさだから何とか入るんじゃない?」
「あ、それいいね!それなら何とかなる」
「あとお醤油も入れてね」
「ふー、大変すぎー!」
どうやら出来上がったようだ。
起き上がってキッチンを見ると、お鍋にお蕎麦が入っている。
あれ、どんぶりに盛り付けるまでが料理じゃないの?
と思ったが、気がついた。
娘は熱いものを触るのが大の苦手。
片手鍋からどんぶりに熱いお蕎麦を盛り付けるのは、至難の技だろう。
ここまでやってくれただけでも、
その心意気だけでも十分だ。
さあ盛り付けて食べよう。
真上にデーンと乗った、丸ごとの豆腐の存在感が素晴らしい。
あれ、醤油が入っていない、忘れたんだろう。
初めてだと何か入れ忘れるよね。
様々なものが散乱しているキッチン台で盛り付ける。
卵の殻の欠片が落ちているのを、発見する。
あー、欠片取ったのね、感心感心。
さあ、いただきまーす。
やっぱり卵が見えない。
お蕎麦の下敷きになって、
程よく平らになった卵を引っ張り上げる。
うん、おいしいね。
ガリッ。あれ?気のせい?
ガリリ。
フム、殻入りの卵、
カルシウムが摂取出来ていいかも。
ほら、花壇の植物の周りに卵の殻を置くと、
いい栄養素となって、よく育つというじゃない?
あー、でも本当においしい!おいしかった!
自分のために娘が作ってくれたごはん、
いいね~、きっと元気の素となるね。
ありがとねー娘!
そういえば、ふと思い出したんだけれど、
確か家庭科の調理実習で味噌汁作ってなかったかい?
豆腐切ったりとかしたんじゃあ...。
あーいや、そんな野暮な事は、言いっこなしね。
なんたってその心意気が嬉しかったんだから!