夕方6時位の時間、そろそろ夜ご飯の準備をスタートする。
いつもより一時間近く遅く始める。
なぜなら、おかずは何品かあるし(お弁当用の細々としたもの)、
明日は娘のお弁当がないので、だいぶ楽だ。
だから金曜日の夜は、少し解放感がある。
昔、働いていた頃は、「花金」なる言葉があったが、今はどうなのだろう?
小松菜のお浸しを作るため、お湯を沸かし始める。
そしてぶりの照り焼きを作るため、冷蔵庫を開ける。
と、目に入って来たのが「牡蠣」だ。
そうだ、昨日買ったんだっけ。
賞味期限が今日までだ。
よし、急きょ予定変更だ。
ぶりの照り焼きから、牡蠣フライだ、ワ~イ!
さあ、作るぞ牡蠣フライ!
パン粉を取り出し、洗った牡蠣にまぶす。
そして、少なめの油でフライというより、
焼き牡蠣のような感じになる。
そこでハッと気づく。 あれ?なんか・・・
おかしいわ。 フライって、パン粉だけでよかったんだっけ?
いや違う、何か・・・そう、そうだ小麦粉と卵だ!
まずこの二つで牡蠣をまぶしてからパン粉につけるんだったわ!
ま~いいでしょ、何とかなる、ハハハ。
夫も娘もあまり細かいこだわらない(はず)だ。
フライなんて久しぶりだから、作り方忘れちまっていたわ、ハハハ。
そうこうしているうちに、玄関のドアがガチャリと開く。
あれ、まず娘の第一声「ただいまー」がない。
足音がいつもと違う・・・ノソリと入ってきたのは・・・夫であった。
「娘っ子も一緒だよ」
えー珍しい、いつものこの娘の帰宅時間に、夫も一緒になるとは。
夫が言うことには、
「駅の駐輪場で自転車を出していたら、
後ろから肩を叩く者がいたんだ。
で、振り返ると、娘っ子だった」
らしい。
父娘が駅で一緒になるなんて中々ない。
夫、娘と一緒に帰れてよかったね!
さあ夜ご飯だよー。
数日かけて消費してきた五目ひじきも、今日でおしまい。
春雨サラダは家族みんなの好物だ。
娘はお酢が苦手なので控えめに。
夫は自分の取り分にドバッと追加する。
お弁当用のコーン入り卵焼きが2つ残っている。
娘に三等分にしてね、と言うと、面倒くさいからいらないわ、と言う。
仕方ないので、三等分にして娘にも分ける(母の愛よ!)
小松菜のお浸しはあっという間になくなった。
娘はまず野菜から食べる。太らないためらしい(努力、エラい!)
夫は自分専用の豚の生姜焼き。
私と娘はあまり肉が好きではないので、これは夫用だ。
すりおろし生姜で、なかなか美味しい。
舞茸の炊き込みご飯は、温めてテーブルへ。
けれど食べたのは夫だけ。
娘はお腹いっぱい。
私はダイエットのため、夜はご飯を控えている。
食べると翌朝の体重計にすぐ反映されるのだ。
そして本日の目玉、牡蠣(焼き)フライ風だ。
食べてみるとやはり美味しい。
パン粉しかついていない、
見た目、少し謎な牡蠣フライ風だが美味しい。
夫も娘も美味しいと言って食べている、よかった。
そして話に花が咲く。
私「娘、今日は何で帰りが遅かったの?
今日は部活がない日でしょう!」
夫「学校で友達とアイスを食べていたって」
娘「えへ、〇〇ちゃんがアイス食べたいっていうから
学校のカフェテリアで食べてきたの」
私「いいけれど・・・何アイス?」
娘「ウフフ・・・」
言わずともわかる、こういう時は絶対チョコアイスだ。
その通りだった、まあいいか、
女子中学生なるものは、そういうものだろうから。
私「そう言えば、この英検の封筒開けてみたら?」
娘、チョキチョキ開ける。
「わーい三級一次合格、超高得点だ、わーい!」
二次試験の会場は〇〇大学だ、
ちょうど学校見学になっていいかもかも!
あ、ここの駅で、今流行りの生ドーナッツの店がある。
「娘や、試験の帰り、買おうか?」
「いいねー」(チョコドーナツはだめよ!)
娘「あ、私もうお腹いっぱい。でも牡蠣フライは食べたい。
あと15分したらまた戻って来る」
そういって娘は、ソファに行き、スマホをピコピコ始めた・・・。
「食べ終えたら勉強よー、もう期末試験一週間前だよねー」
「あーうー」
と、こんな感じの、とある金曜日の
ある一家の夜ご飯の風景でした。