ああ、やるせない思い。
今日はバッグを買いに行った。
店に入り、気に入ったバッグを見つけた。
値札が見えなかったので、店員に聞いた。
すると、店員はタグの隅に書いてある、
小さな数字を指して、値段を言った。
ぶっきらぼうで、やや小ばかにした物言いにカチンときたが、
中々バッグを買う時間がとれないので、今、ここで買うしかない。
支払いの準備をしている時、その店員が相変わらずの口調で、
「当店のアプリを登録していれば、一割引きになりますよ」
と言った。
しかし、その店員の態度に頭にきていた私は、
そんな話に乗ってやるもんか、という思いで、
「いえ、結構です」と、
その店員に負けず劣らずの口調で言い、
バッグを手にし、店を出た。
しかし、店を出た瞬間、激しい後悔の念が湧き起こって来た。
ああ、500円、惜しい事をした。
バッグは5000円。
その一割引きなら500円が安く済んだはずなのに。
物価高、そして何かと物入りの昨今、
生活費を節約に節約を重ねる日々だったのに。
牛乳1本が他店より30円安い店を見つけ、
しかも、それが1日2本までのため、
せっせと毎日のように通い詰めていたのに…。
この500円で、その苦労が木っ端微塵に砕け散った。
心も千々に乱れる。
プライドを取るか、実利を取るか。
「~は死すとも屈服せず」との名言があるが、
「プライドを取って死すとも屈服せず」か、
「実利のため屈服しても死なず」か、
仮に、500円得をしていたら、どうだっただろうか?
今の心境なら、
「得はしたけど、負けた気分」
しかし、考えを整理しよう。
感情で走ってしまったが、
今日は、「感情の授業料」を払ったと思えば・・・。
そう、生活のために割り切ろう、割り切れれば・・・。
「あんたの態度は嫌いだが、店の割引はもらおう」
そう、それなら屈服をしたことにならないのでは。 笑
今日は、「ああああ」との思いが頭の中を駆け巡った一日だった。
でも、少し日が経てば、
「あの時、少し意地張っちゃった自分、何やってたんだろ 笑」
と、心に余裕と笑いが持てるかもしれない。
ああ、500円・・・ 笑