つい先日、いつもの通院のため自転車を走らせていた時のことである。
帰り道、いつもの坂道に来た。
中々の距離、ほどほどの傾斜の坂道である。
この坂道は長らく自転車で登り切れたためしがない。
いつも自転車から降りて引っ張りながら登っている。
かつて若い時は平然と駆け上っていったものだが、いつしか登り切れなくなっていた。
やっぱり自転車に乗りながら走り切りたいなあ、
と助走をつけて登り切ろうとしてみたりした。
体力、筋力をつけてみよう、と少々努力してみることにした、ほんの少々(笑)。
外では、なるべく歩ける時は歩き、エスカレーターを使わず階段を使うようにした。
家では、ラジオ体操や軽い筋トレ
(スクワット・足上げ・椅子を立ったり座ったりなどの軽い物 笑)
そのお蔭かわからないが、助走をつけた後、
坂道を登れる距離が少しずつ増えて来た気がしていた。
そしてついにその日がやってきた。
いつも通り、上り道に近づいて来たので、助走をつけ立ち漕ぎを始めた。
立って、立って、ただ無我夢中で漕ぎ続けた
ふと気がつくと、頂上まで来ていた。登り切ったのだ。
えー?本当に走り切ったの?
ゼイゼイハアハア真っ赤な顔をしていたであろう私であるが、
その瞬間、私の脳裏に映画「ロッキー」の、あのシーンが浮かんだ。
階段を駆け上り、「やったぜ!」と叫ぶ、あの場面だ。
名曲とともに、それが一気に鳴り響いた。
気分はロッキー(笑)。
フィラデルフィア美術館の階段を駆け上がり、最上段で拳を突き上げるロッキー。
その時、私の心の中ではあの『Gonna Fly Now』が鳴り響いていた・・・
なんてことない日常を送っているが、
こんな嬉しい達成感を味わったのは、久しぶりだった。高揚した(笑)
ロッキーとはレベルが段違いであるが、ベストを尽くし、
自分の限界を一つ越えた、という点では同じだったのかもしれない。
あの時のロッキーの気持ちが、ちょいと味わえた気がした。
青春っていいもんですね。
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