一週間が始まった。
朝、娘のお弁当を作り、学校へ送り出す。
今日は部活はないが、やる事があるので下校時間ギリギリまで残って来るという。
定期試験も終わり、娘は解放感に満ち溢れている。
定期試験の結果も、本人にとって十分満足できるものだったらしい。
私の母の旅立ちがあった辺りに、ちょうど定期試験があったにも関わらず、
本当によく頑張ったと思う。
あの大変な中、勉強をしながら私の手助けをたくさんしてくれた。
母の事も心から悲しみ、気持ちをたくさん形にして届けて。しっかり見送りをした。
そのことだけで、娘には感謝一杯だ。
試験勉強の結果よりも大切なものを、娘から一杯もらうことが出来た。
(何も言うことはない・・・頑張った証しにしっかり結果が出たよね。
しかし、あえて言うなら、理科が課題よね、娘!と、つい言いたくなるのは悪い癖だね)
今日は、まず整形外科へ行った。
年と共に、あちこち具合の悪いところが出てくる。
しかし、すぐに検査し、すぐに治療法を提供してくれる。
現代の医療の恩恵を受けられるとは、本当にありがたい。
そして、整形外科近くの激安スーパーに行く。
値上がりの凄まじい昨今において、救いのスーパーだ。
押し合いへし合いの中、なんとか購入すべきものを買うことができた。
その一つに「発酵バター」なるものを買う。
これは、後日に活躍してもらう予定である。
次に歯医者へ行く。
定期的な検診とメンテナンスをしてもらう。
歯の健康は、体全体の健康に繋がっていると学んでからは
歯の管理は気を付けている。よく出来ていますね、と言われホッとする。
コーヒーなど飲んだら、すぐうがいをする、又は水を飲むといい、
とアドバイスを受ける。
整形外科に買い物、歯医者。
順調に予定が進んでいく。
そして今日の外回り最後の予定。
父母の自宅に行くこと。
つらくても、母のお参りをしなければ、後悔することはわかっている。
大きな声で挨拶をし、カーテンを開け、光を入れる。
ほんの数分だけでも部屋を明るくする。
仏壇にいる父母に挨拶をする。お花や備えの水の入れ替えをする。
ほんの少しだけ掃除をする。
又来るからねーと言い、父母の家を後にする。
帰宅すると、夫は少し前に仕事へ向かったようだ。
ちょうど、お昼ごろの日差しがリビングを明るくし、居心地がよい。
昼食を取り、デザートにカフェオレを飲み、あずきバーを食べる。
あ、そうだクレジットカードの受け取りで、住所の記載にトラブルがあった。
連絡しなければ。
あと、家計簿の保険関係の数字を調べて書き直さなければ。
そうだ、図書館の本、返却日が来ている。急いで読まねば!
あ、牛乳がきれそうだ。 ネットスーパーで他の食品とまとめて注文しなきゃ!
あと、生協の注文と・・・
悲しみがあろうとなかろうと、時は過ぎていく。
悲しみに浸ろうとしても、生活をしていくには、
用事をいろいろこなさなくてはならない。
考え事をしながらでも、物事を進めて行く。
その方がいいのかもしれない、悲しみに浸っていたら底なし沼にはまり、
浮上できなくなってしまいそうだから。
少し恵まれているところにも目を向けてみる。
夫・娘がいてくれる。
日の光がさんさんと差し込む家がある。
節約をしながらでも、衣食住に困ることはない。
乳癌を患いながらも、治療がひと段落し、通常の生活を送れるようになった。
図書館が我が家の第二の本棚のごとくに近い。大好きな本三昧の生活が出来る。
母は、とてもよいグループホームで穏やかな日々を送り、
そこで苦しまずに、永遠の眠りにつけた。
母のお葬式では、兄弟で力を合わせることができ、
親しい親戚も母の死を心から悼んでくれた。
・・・恵まれているではないか、私は。
ただ、母がいないことを除いては。
悲しみながらでも、今ある幸せに目を向けていけますように。