ドラマ「ひらやすみ」が好きで、毎回楽しみに見ていた。
先週は母の事があり、一週間見ていなかった。
今日、4話まとめて見た。そして驚いた。
ばあちゃんのお見舞いに、ヒロトが白い紫陽花を持って来たシーン。
かつて、ばあちゃんが白い紫陽花が好きだと言ったのを、ヒロトが覚えていてくれて
持ってきてくれたこと。
ばあちゃんは、嬉しくてそしてヒロトが優しすぎて心配で、泣いた事。
そして、それをばあちゃんが押し花にして大事に持っていたこと。
偶然なのだが、母も紫陽花が大好きだった。
母が子どもの頃住んでいた家に紫陽花が咲いていたらしい。
そして、母の父も紫陽花が大好きだったので、より思い出深い花だった。
我が家には紫陽花が植えてある。季節になると立派に咲き誇る。
一度か二度、グループホームに入る前、母に紫陽花を届けたことがある。
とても喜んでいてくれた。
グループホームに入所した後、持っていこうとして持っていけなかった。
紫陽花の話をした時、目を輝かせて喜んでいた。
今年の紫陽花の季節もそんな話をした記憶がある。結局持ってかずに終わった。
手間がかかろうがなんであろうが、持っていけばよかった。
今でも思い出すと、胸が痛む。後悔ばかりの娘でごめん、ママ。
昨日お別れの日の朝、我が家の紫陽花を見た。
花は咲いていないが、青々とした葉っぱがついている枝があった。
これを母の元へ届けよう、そして母の体の側にそっと置いた。
実際のセレモニー、お別れの儀式のとき、葬儀会社でたくさんのお花が用意された。
その中に、見事な白い紫陽花があった。あっと思った。偶然だろうがよかった。
母の好きな紫陽花の花に囲まれて、母はどんなに嬉しかっただろう。
今日見た「ひらやすみ」でも、白い紫陽花のエピソードが出てきた。
なんという偶然だろう。このドラマの紫陽花のエピソードと、
母の事を重ね合わせて、心が慰められた。
そして、偶然は続く。
「ひらやすみ」で、ばあちゃんが、それを押し花にするエピソード。
昨日、セレモニーホールに母のために飾ってあった花束をもらって帰宅した。
これを、ぜひ母の思い出として残したくて、一部の花を押し花にしようと思っていた。
昨日もこの事をブログに書いておいた。
すると、この「ひらやすみ」でも、
ばあちゃんが、紫陽花を押し花にしているではないか。
なんという偶然。昨日から今日にかけて偶然が続く。
不思議なことが続くものだ。
悲しみは常にあるし、すぐには立ち直れないが、
こうしたちょっとしたことで、一時は心が安らぐ。
今は悲しくなったら泣き、母に語り掛けよう。
母の写真の側に、折り鶴を添えた。

「ひらやすみ」がとてもいいドラマだったよ、と母に語りかけてみた。