今日は、母のところへ行く前に、まず整形外科に行った。
物理療法をしてから電車に乗って、母のホームのある一駅前で降りる。
そして母用の花を買う。手間いらずの花があるのは便利だ。
母のホームのある最寄り駅からはタクシーがほとんど来ないため、
一駅前からタクシーに乗る事にしている。
今日も母は高熱が続いている。
コロナやインフルエンザでなかったのは良かった。
やはり今日も、うつらうつらしていて目を閉じている。
花を飾り、母の顔や手を拭く。
喉が渇いていないかが気がかりだった。
この段階になると、ほとんど口回りや舌を軽く水で湿らせるというのが一般的だが、
高熱だし、喉が渇いているかもしれない。
職員さんは、「吸い飲み」という器?で飲ませるといいですね、とのことだった。
部屋に、その「吸い飲み」器があった。これは寝かせたままでも飲ませられる
介護用らしい。

吐いてしまう恐れがあったので、恐る恐る、先端を母の口につけてみる。
そして、その後舌の上に乗せてみたら、吸って飲んでくれた!
一口飲んだ後、すぐに取ると、母がかすかに声を上げた。嬉しそう!
そしてきっともっと飲みたいのだ。
慎重にまたそっと口につけると、また飲んだ。
母は喉がかわいている、まだ飲みたいのだ。2,3回繰り返した。
本当はいくらでも飲ませてあげたい、しかしここは慎重に又後にする。
その後、母の好きな曲を流しながら、お腹にそっと手をあててみる。
お腹は膨らんで固かった。ゆっくりさすりながら歌ったり話しかけたりする。
そうしているうちに、何だか固かったお腹が柔らかくなって来た。
よかったね。やっぱり体に手を添えるのは気持ちがいいのだろう。
今日は文部唱歌の他にクラシック、そしてクリスマスソング、讃美歌も流してみた。
たくさん歌った。帰り際に、水ももう少し飲ませてあげられた。
母の部屋を出て帰ろうとしていた時、ちょうどこちらに向かって来る人がいた。
それは姉であった。本当に久しぶり。
どんどん話した。母の事を中心に。
姉は、あっけらかんとサバサバ話す。
そんな姉と話していると、心が少し軽くなった。
母の部屋で、騒々しく話している姉妹、母の耳にもきっと届いていただろう。
相変わらず賑やかなうるさい娘たちね、と思っているかもしれない。
姉に会えて良かった。