越谷市立図書館で開催された 岡田淳さんの講演会に行ってきた。

初めて来た南越谷駅。広々としたロータリーと商業施設が揃った立派な駅前だった。

講演会の会場となったサンシティ展示ホール。

岡田淳さんの作品は、かつて「二分間の冒険」を読んだ事があるのみである。それも相当昔なので、ほとんど記憶がない。今回の講演会に先立ち、久々に読んでみた。
面白い。日本の小学校からファンタジーへの世界へ移動するのに、無理がない。自然にすっと一緒に移行出来た。先が気になる展開の連続。
悟は、かおりはどうなってしまうの? そして戦いの後は?全く先が読めないので次から次へとぐんぐん先を読み進めていってしまう優れものだった。
面白い。ロングセラーであり続けるのもわかる。
さて、講演会では二分間の冒険について語ってくださる、という。
ますます楽しみになってきた。
岡田淳さんは、自然体の人であった。
少年がそのまま大人になり年を重ねた風貌・物腰であった。
とても75歳とは思えない。いい意味で年寄らしくない。二分間の冒険を書いた作者そのものであった。説得力があった。
気負いも何もなく、すっと普通に、そして茶目っ気のある笑顔で語り始めた。物語と一緒にすぐに岡田さんワールドに入り込めた。
岡田さんは、かつて小学校の図工の先生だった。その学校生活の経験が、この作品の随所に生かされているという。
高校生の時代、演劇部で寸劇、コント。脚本、演出、立稽古等を経験した。演劇の面白さを追求した。それは、作家として物語を作る時にも共通している。
特に強く印象に残った話し、
→自分にとって、好きな本、好きな場面に出合えるということ、「この本、好きだな」と思えれば、それは人生の応援歌になる。
好きな本との出会いは人生を変える、それだけで生きていける、そんな力を持つ本の存在って、やはり素晴らしい。
私もお気に入りの本はある、きっとそれは知らず知らずのうちに、心の栄養となっているのだろう。
そんな本に出合えることも幸せだろうし、そんなお話しを書けたらどんな幸せだろうか。
岡田淳さんの唯一のエッセイ「図工準備室の窓から 窓をあければ子どもたちがいた」
を読んでみよう。
実りのある豊かな時間を過ごせました。岡田さんありがとうございました。